苔おじさんのリベルテ通信

NPO法人リベルテの日々を苔おじさんと呼ばれている代表がつづります。

2017年度の「所信表明」

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こんにちは。リベルテの武捨です。5年目の年を無事を迎えることができました。
これもひとえにメンバーやスタッフ、メンバーの家族、ファンの方、関係者の皆さまに応援していただいたおかげです。
本当にありがとうございます!


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リベルテは「障がいのある人たちとともに『何気ない自由』や『権利』について考え取り組み、表現することや居場所づくりを通じて新しい関係や場をつくる」ことを目指しています。
前回の苔おじさん通信でも書きましたが、「居場所」って、自分がいれる、認めてもらえる場所からはじまり、そして他人と一緒にいれる工夫をすることで「自分」以外の人ともいれる場になっていくのだと思います。
だからスタジライトはノルマや作業量のようなものや、障害や病気、やっている作業の内容で仕事の「意味」を分けて考えていません。
一人ひとりとともに、限られた環境ではありますが、その人らしさを大事に仕事や活動、取り組みを考えていくことを大切にしています。
それは「『あなた』がいるから『わたし』もいれるんだ」という感覚を大事にしていきたいからです。

スタジライトではイラストや絵画が得意な人がワークショップやデザインで活躍している人もいます。もちろんその人が頑張っているということもあるのですが、だけどそこで得たお金は平等に時間給として工賃に還元しています。
そこで例えば、一緒にいれば「あの人ばかり」と思うこともあるかもしれません。「何で自分の機会はないの」とうらやましく感じることもあるかもしれません。「こんなにがんばっているのに」と感じてしまうこともあるかもしれません。自分のできることを日々、大事にしている人もいることでしょう。

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例えば、イベントに出てグッズをバシバシ売ってきてくれるスタッフや活動の時間や休憩時間に食事準備や洗い物をしてくれているスタッフもいます。メンバーもスタッフにも様々な働き方、すごし方があります。
どれが正解ということもなく、だれひとり欠けても、どんな思いも欠けてほしくないとぼくは思っています。
ネガティブでもポジティブでも、楽しさや悩みも葛藤も、真面目でも、テキトーでも。
スタジライトを見渡すと「自分だけ」の人はいません。一人ひとりがそれぞれの思いや考えがり、仕事や表現に取り組み、これからの期待感や不安感とともにすごしています。
「『あなた』がいるから『わたし』もいれる」場所の自由は、「自分だけの自由さ」とはちがう、小さく弱いけど確かな実感のある選択をすることだと感じます。


2017年度は「『あなた』がいるから『わたし』もいれる」場所を、スタッフだけメンバーだけが目指すのでなくて、必要とする人ができる/その人らしく考え、無理強いしなくても続けていける方法を考え試し、つくることを大切にしたいです。
リベルテは自分自身の自由と誰かの自由をゆるやかにつなぐ実験ができる「場」です。
自分の選択として「何をするか」を大事にできる場所。
広げたり整理したり、決めたり、そっとしておいたり、人を信じたり、自分を信じることで、誰かの自由が、小さく弱いそれが確かな実感の連続になるような、そんな場所に一緒にしていきましょう。

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