苔おじさんのリベルテ通信

NPO法人リベルテの日々を苔おじさんと呼ばれている代表がつづります。

3年目を迎えるリベルテをこれからも応援してください!

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「スタジオライト」は、リベルテが運営する福祉施設の名称です。
就労継続支援B型という障がいのある人の「働く」を支援する事業と、生活介護という障がいのある人の「居場所」や「活動」を支援する事業を一緒に行っています。
スタジオライトの場合は、どちらの事業をつかっても事業所に通って活動した時間に応じて、給与やアルバイト代にあたる「工賃」をお支払いしています。
スタジオライトは、全国や長野県内の他の就労施設に比べるとまだまだ低い金額の工賃です。
またその運営は、1人の利用者がその月に何日通所したかの合計で補助金をもらい運営しています。
月末に何人が通所したかの延べ人数を計算して、国に請求して、国と県、市町村からサービス費をもらいます。
来て頂けるのであれば、できるだけ多く来て欲しいというのが経営者としての本音(のひとつ)です。
ただ、利用されているメンバーやそのご家族の皆さんは、よくご存知かもしれませんが、基本的にスタジオライトでは(計画相談には則っていますが)、来たい日と時間を尊重しています。
実は、そういう事業の形態というのは、経営的な難しさはすごくあります。

そして、それは今のリベルテが、設立時から大切にしてきたものが少しですが、かたちになったということでもあります。


福祉施設の運営という面から、その話を今回はしたいと思います。
現在の福祉制度は、利用者の出欠席が直接的に施設の経営・運営に影響し、そこで働くスタッフの労働環境にも響きます。
結果、福祉サービスを利用する人自身にも影響してしまう、そんなこともあると思います。
もちろん、現在の法律が整ったおかげで、スタジオライトのような小規模の事業所も利用者の金銭的な負担が少なくても運営できるようにもなりました。
ぼくは、これまでの福祉が積み上げてきた「人があつまり共同性の中で地域で一緒に活動や居場所をつくる」という文化的な側面の(カタイ言葉で言えば)評価ももっともっとその可能性を考えて行きたいと思っています。
施設の理由が優先されるような仕組みではなくて、本当はサービスを受けたい人が、受けられるような仕組みと望むサービスを支援者と一緒に作っていくことが福祉の制度や仕組みが担うものだと感じています。
これからの障害者福祉施設は…いやいやあくまでもぼくの責任として、スタジオライトの姿は、どっちでしょうか?

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沢山の日数を来所できる人がどうしても優先的になってしまう、そういうジレンマ・葛藤・悩みをどこの福祉施設も、そこで働く職員も抱えていると思います。
それが福祉施設の限界だ、制度の問題だ、組織や経営が悪い、社会が変わらないのだから・・・と、ぼくは閉じた態度をとってしまいたくはありません。
そういうジレンマを社会の中にある課題のひとつとして障害のある人の支援と同じように取り組んでいくことも「福祉」のひとつだと考えています。
あっけらかんと、社会を変えることをリベルテはめざしてますし、だからと言っていちいち社会に目くじら立てたりすることもリベルテはしません。
ぼくは、そうした福祉施設が置かれている状況の中で、例えば毎日仕事や活動をガンガンできる人はそういう役割の福祉施設で、自分の希望するペースや症状や状況に応じて柔軟に福祉施設やサービスを使いたい人はスタジオライトのような施設へ、と考え今の運営の方法を選びました。

3年、スタジオライトを運営してきて、メンバーはじめスタッフや沢山の人に支えてもらい「やっとこさ」ここまで来ました。
これからも、その人が望むペースや時間で、楽しみや居場所として、スタジオライトやリベルテに来れるようにしていきたいと思っています。
こういう経営のことは言いづらいところもあります。
だけどメンバーやその家族だけではなく、できれば沢山の方へ、またこれを読んで下さっている皆さんに、これからもリベルテを応援してもらいたいとも思っている以上は、そういう言いづらい部分もクリアに不特定多数の方へ発信しなければならないとも考えています。
利用する人に沢山来て欲しいということだけじゃなく(もちろんそれも…正直ありますが…)、それと同じぐらいにリベルテには大事なことがあります。

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来れる日に来て、出来ることから、その人のペースで、そして支援者も一緒になって、できることをしていく場としての「スタジオライト」。
「ギャラリーグリーン」は、大小様々で、もちろん洗練されたものばかりではないかもれないけれど、全国の福祉施設の雑貨やそこに携わる人の取り組みをつながりの中で紹介していきます。
もちろん、リベルテは障害のある人だけではなく、様々な人が集まり、またリベルテを介してメンバーもそしてスタッフ自身も自分の表現や役割を考えていくプロジェクトでもあります。
当たり前で地味で泥臭いことだけど、ペースも考え方も障害も個性も違う人が、色んな生き方をしながら、それぞれの生活の中にある「何気ない選択」が、いつの間にか未来を一緒につくる。
そして、スタジオライトを利用するメンバー以外の人にもオープンな居場所となり、仲間や関係がつながり、やれること・できることが広がっていく、そんな未来を目指していく。

それが、リベルテが立ち上げ時に掲げた「障がいのある人とともに、何気ない権利や自由について考え、取り組む」という、リベルテの理念です。

そんなリベルテを一緒にこれからも、これまで以上に応援してもらえたら、ぼくらはこれからもっともっと頑張っていけそうです。
(きっと応援してもらえれば、ぼくの額の後退も収まる…そっちは無理かもしれません!)

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そして、「今すぐできる」具体的に3つの応援仕方があります。
ありがとうございます!

  1. リベルテの賛助会員になる
    • 年更新で、リベルテの賛助会員になることで、オリジナルグッズや会報誌を受け取れたり、メンバーやスタッフと仲良くなれます。
  2. リベルテへ寄付する
    • 大切なお金の寄付はもちろん、何と!本の寄付がリベルテの活動を応援する支援に変わり、メンバーやスタッフと仲良くなれます。
    • NPO法人アイダオとバリューブックスが提供する「アイダホン」にリベルテも参加しています。
  3. リベルテのことを沢山の人に伝える(良いイメージで!)
    • リベルテのフェイスブックやツイッター、インスタグラムで情報発信しています。
    • イベントや企画のチラシを配って頂ける方、置いてもいいよというお店や場所大募集です。
    • 協力してもらえる方は、リベルテのことを理解しながら、もちろんメンバーやスタッフと仲良くなれます!
    • 詳しくはこちら!!!→

最後に、これはこれからの課題でもありますが工賃を少しでも上げることができるようにも取り組んでいきたいと思います。
スタジオライトのメンバーと一緒に、リベルテらしい取り組みで新しいことを始めたいと思っています。
10月ぐらいまでに準備して始められたら良いなと思っています(実現できるか、ドキドキしてますが…)ので、皆さんお楽しみに。
こちらも、ぜひ「ひと・もの・こと・かね(きふ)」で、応援できるよ!という方はぜひ、代表のぼくの方までお声かけてもらえたらうれしいです。

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3年目を迎えるリベルテをこれからも応援してください。
どうぞ宜しくお願いいたします!

(2016年4月1日発行予定 リベルテ会報誌「Yourname」vol.09より)